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ナラメリンゴフシ

 あのときリンゴのように見えた虫こぶはみんな茶色くなっていた。表面には針で刺したような無数の穴が開いており、小さな虫たちが球形の荒野を徘徊していた。彼らこそ虫こぶの犯人で、虫こぶの中で生まれ、育ち、羽化したナラメリンゴタマバチだろう。穴はきっと脱出孔だ。今、虫こぶがたくさんぶら下がっているこの木一本から数千匹が成虫になったとすると、来年この木は虫こぶで覆われ窒息死するかもしれない。こんなコブが人間の体にできたらやだな、と思った。

19/5/22 11:19 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14, f9.5 1/125 ISO800

 
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ナラメリンゴフシ
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